小千谷の社会保険労務士

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読みやすいWEBサイトとは?

 「背景」を考える

パソコンのディスプレイにおいては、白地に黒字が一般的です。インターネットにしてもWordにしても基本(初期設定)は「白地に黒字」になっているはずです。
 あまりにも一般的すぎてこれまで気にも留めなかったのですが、これは目が疲れる大きな要因になっているような気がするのですが、皆さんはどうお感じでしょうか?(好みの領域になるかもしれませんが…)。証券会社のディーラーのモニターの背景が黒色になっているのは、目が疲れないようにしているからだと聞いたことがあります。また、(発光していない)紙が白地黒字が多いから、ディスプレイも同じほうが良いというのもあまり説得力がないような気がします。

白く発光しているところに黒の文字のディスプレイで長時間見ていると、何だかまぶしく感じてきます。また、Wordなどで(やむを得ず)長時間作業していると白地に黒字が埋まって細くなったように感じることがあります。
 そこで、以前白地と黒字を逆にしてみたことがあります。つまり「黒地白字」です。長文のWord文書を黒背景白文字に設定したところ…結果は…かなり読みづらかった(見づらかった)です。今度は逆に「字が膨張する」といった感じになります。

ディスプレイ上の文字を判読するには、背景と文字とのコントラストがあるということが絶対条件になりますが、きっとコントラストがありすぎるのも問題なのだと思います。「白地黒字」、「黒地白字」のように…。昔、学校で使われていた黒板は文字通り黒かったそうですが、それが緑色になったのはこのような事情に配慮したからなのかもしれません。

(視覚障害者に配慮した上での)適度なコントラスト、これがディスプレイを心地よく見ること(見せること)ができるコツなのだと思います。皆さんも試しに、IEやWordの背景を白からかすかに色の付いている背景に変えてみることをお勧めします。(少なくとも気分転換にはなりますよ…。)

心地よく見る(見せる)、ということには背景色が与える印象というのも考える必要があります。背景色が暗い色(黒やグレー)では、何だかアンダーグラウンド的な印象を与えかねません。背景色が黒色の士業のサイトがあったら、悪徳○○○士のイメージを持たれてしまいそうです(そんなサイトはないとは思いますが…)。

あれやこれや考えた結果、当サイトではテキストの背景はご覧のとおり「クリーム色」(Color Nameでいうとbisqueにちかい)にしてみました。白色よりは文字のコントラストを抑えて、目に優しい配色になったのではないかと(自分では)思っています。
 これからも「心地よく見ることができる」サイトを目指していきます。